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K-POPについてだらだらと妄言を綴りたい時に更新するブログです。

2019年1-2月、印象的だった15曲 4/4

2019年1-2月、印象的だった15曲 3/4の続きです。

 #12 Steve Aoki & Monsta X - Play It Cool

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2019/2/26のTHE SHOWは、まだ音源が弱いLOONAにとって初勝利を掴む大チャンスでした。このため、世界中のOrbit達は事前投票に向けて一致団結して燃えていました。

しかしそこに立ちはだかったのがLOONAの前日にAlligatorでカムバしたモネク。もちろんモンベベの皆様もグループを勝たせたい訳で、ここにTHE SHOWの歴史に残るレベルの熾烈な投票合戦が勃発することになります。

リアルタイムで見ていた人は体感してたはずですが、30分ごとに1位と2位が入れ替わり、2万票差で1位を奪取したと思ったら1時間後には逆に4万票差で引き離される、といったデッドヒートが昼夜問わず続きました。

そして最終的には番組の過去最高投票数を大幅に更新する368万票を獲得したLOONAがこの事前投票に勝利。MONSTA Xは346万票だったのですが、それまでの過去最高数が264万票だったそうなのでこちらも凄まじい票数です。

しかし蓋を開けてみると音源・音盤で圧倒したモネク先輩が合計スコアでLOONAを圧倒して勝利。LOONAは初勝利を逃してしまうことになりました。。

ちなみに今回のカムバからLOONAの音盤を取り扱い始めたKAKAO Mが色々とやらかしたらしく、「KAKAO M、お前のせいで..!!!」と怒り狂ったOrbit達が #KillKakaoM だとか#SueKakaoM みたいな物騒なタグでツイートしまくり、その結果"KAKAO M"が(ワールドワイドで?)トレンド入りしてたらしいです。Orbitの一人としてはちょっと複雑な思いで一連の流れを眺めてました...

そういう経緯で「ちょっとモネク先輩のアルバムも聴いてみよう」となって出会ったのがこの曲です。

金曜や土曜日の夜にタクシーに乗って繁華街に繰り出す時とか、旅行に出かける時の、飛行機や新幹線が加速して地元から離れていく瞬間とか、そういう日常から非日常に切り替わる瞬間の高揚感を連想させる曲だなと思います。

Alligatorじゃなくこの曲でカムバしても良かったんでは?って思ってたら英語版がMV付きでリリースされました。もしかするとマーヴェリック*1と契約結んだモネクがワールドツアーやるときのテーマ曲的な立ち位置の曲になるのかもしれません。いままさしく世界へ大きく羽ばたいていくグループを象徴するような曲と感じました。

ちなみにSteve AokiのDJを見たことがあるのですが、それ無印良品で買ったやつ?っていう横ボーダーのシャツ着た彼がパリピ達を煽るためにDJ中に会場を走りまくってゼイゼイ言ってたのが印象的でした。なので、モネクに提供したこの曲がパリピ用EDMじゃなくこういう綺麗な感じのハウスだったのが未だにちょっと不思議です。バンタンのThe Truth UntoldがSteve Aokiなのも不思議。

 

#13 Cherry Bullet - Q&A

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この曲、最初聴いたときには「なんか普通な感じでちょと印象に残りづらい曲だな」と正直思ってたのですが...実はものすごいスルメ曲で、数日後ぐらいに頭の中でループが一日中止まらなくてヤバかったです。「キュキュキュキューアンエーッ!」とか「タダダダダ タダダダダ」とか。

ちなみに「タダダダダ タダダダダ」のとこ、ちゃんと歌詞として成立してるらしく「そう全部、全部よ」っていう意味らしいです。「あれチャウチャウちゃう?ちゃうちゃうチャウチャウちゃう」みたいな感じなんでしょうか。韓国人相手にいつか言ってみたいフレーズです。

グループについて述べると、プデュ48で個人的にかなり推してたのがヘユンだったのでデビューが決まった時はガッツポーズしてました。FNCから一緒に出てたラッパーのアヨンがいないのは残念で仕方ないんですが。。*2

知名度も当然ながらヘユンが圧倒的だったので彼女を中心としたグループになってくのかなって思ってたのですが、実際デビューすると色んな子に注目が集まってた印象があります。

特にココロちゃんの人気がすごくて、TLに「ココロちゃん推せる。。」が溢れかえってました。同じ日に5人ぐらい見掛けたんですが、自分以外にも「ココロちゃん推しがTLにめっちゃいる。。」っていうツイートが複数名から流れてきたので異常事態です。みんなやられてしまったようで。

また、12歳からオーディションに出ていたジウォンもビジュアルの良さで話題になりました。ってかこの子、ブロベリ出身なんですよね。。Orbitとしては「この子がLOONAだったかもしれない」に直面するのは常に心がざわつきます。「もしLOONAに選ばれてたなら何人目だったろう」と、「現メンバーのこの子がもし選ばれなかったら、今何をしてたんだろう」がセットでやってきて何故か罪悪感のようなものが沸き上がってくるんですよね。なので無事デビューできたっていうニュースは本当に救われる気がします。

個人的にはボラに注目してて、ヘユン並みかそれ以上に歌えるし、ボブも似合ってて動くと写真の10倍ぐらい可愛いし、この子すごい逸材なのだなと思ってます。マジ推せる。

2019年のデビューが注目を集めたヨジャグルではこのCherry Bulletが1番乗りですが、ハイレベルなグループがいきなりデビューしたなと思いました。同時に、ヨジャグルがデビュー時に求められるバーがどこまで上がるんだろうとも思いました。

だって、例えば去年だってLOONAと(G)I-DLEとGWSNがデビューして、NeonPunchもPink FantasyもSaturdayもNatureもデビューして、しかもプデュ発のIZ*ONEも爆誕した訳ですよ?

そうなると必ず振るい落とされるグループが出ます。ショービズの世界は椅子取りゲームなので。事務所が資金力で劣ると色んな幸運がベストタイミングで重ならないと上にいけない傾向がずーっと続いてましたが、2018年からこれがさらに強くなってきた気がします。

しかも2019年にいきなりITZYやEVERGLOWのような超強いグループが登場してバーはさらに上がり続けてます。それ自体は純粋に良いことなのですが、アイドル本人の努力や才能だけではどうしようもないのでは?って思うぐらいレベルが上がり、生き残れるグループがより限定されてしまうことを想像すると色々と複雑な気持ちになりました。

 

#14 ITZY - DALLA DALLA

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さっき述べたヨジャグルのバーは2019年2月18日にめちゃくちゃに上がってしまいました。デビュー後勝利の最短記録をIZ*ONEから奪取しただけでなく、その後9勝ってどういうことですか!

この曲、最初聴いたとき全然ピンとこなかったです。「なんやこのローティーン向けの曲は!こんなブルピンを水で50倍希釈したような曲でこのグループをデビューさせやがって餅ゴリは!!」って憤慨しておりました正直。

でもこの曲のパフォーマンス映像を何度か見てるうちに、曲のことはそれほど気にならなくなり、むしろしっくり感じるようになり頭の中でループし始めました。今ではレンチンの度にこの曲を思い出せるレベルです。タッタラタラタラ〜 People look at me! And they tell me!

多分、メンバーの存在感が曲の出来不出来を超越してしまった状況だと思うんですよね。もちろんtwiceの妹グループってことで注目された側面はあるでしょうが、率直に言って最強メンバーじゃないですか。仮にJYP以外からデビューしてたとしても、タレント揃いのこのグループならデビューで1勝以上はできてたのでは。

ITZYに最もしっくりくる形容詞は「可愛い」でも「カッコいい」でもなく「マブしい」ではないのでしょうか。溢れ出るスクールカースト最上位感がヤバいです。まだ全員若いし、3年以内にかつてのSNSDのような圧倒的No.1になれる可能性が十分にあります。ガチ・オブ・ザ・ガチなグループがデビューしてしまいました。

14番目にこの曲を挙げていますが、ITZYのデビューは2019年のK-POPで最も大きなニュースTOP5に入るレベルで後世語られると思ってます。

 

#15&16 WJSN - La La Love/You Got

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 以前のエントリーでも書いたようにFull8loom x WJSNがマジ最高なんですが、このタッグでまた名曲が誕生してしまいました。しかも2曲。

この2曲はアルバムでそれぞれ1,2曲目でBPMがほぼ同じ120強。続けて聴かれることを意識してたのかもしれないですし、そもそも両方ともカムバ曲候補だったんだろうなと思います。両方とも好きですがカムバ曲ではなかった方の"You Got"の方がより好きです。

「好きです」といっても色んなレベルがあると思いますが、この2曲についてはわりと偏愛に近く、この項目を書くために久しぶりに聴いたら好きが溢れ出して半日ぐらいずーっとリピートして聴いてました。たぶんハマる人はハマる曲です。

Full8loomがWJSNに提供する曲はいずれもすごくJ-POPっぽく、Aメロ→Bメロ→サビっていう歌謡曲的展開がハッキリしてるんですが、メロディーラインもトラックもそこらのカラオケ用J-POPの1万倍カッコよいです。「ここでそんな音を使うのか!」みたいな発見が聴くたびにあり、DTMやってる人は研究することをお勧めします。

またパート割りでメンバー間の差が大きく出ないようにして、かつそれぞれ声質を活かすように構成しているのも凄いです。ポップ職人としての情熱や執念を感じますし、WJSNのことをしっかり理解しておられるのだなと思います。

たぶんFull8loomの作る曲って日本人の琴線へキンキンに触れるはずなので、WJSNこそイルデすべき(もちろん完全体で!)。あと願わくば、Full8loomは日本のアイドルに楽曲提供して欲しいです。ガチで楽曲提供するグループが登場すれば2年以内に天下獲れるはず。Faky*3とかどうでしょうか?

ここまでWJSNのメンバーについては全く触れなかったのですが、歌えるメンバーがヨンジョン以外にも沢山いて、You Gotで披露されるエクシのラップも上手く、しかもビジュアルがハイレベルですし、WJSNはグループとしてもっと注目されるべきなので、このLa La Loveで獲得した初勝利を弾みにさらに売れて欲しいです。

 

 

ということで15曲挙げるつもりが16曲になってましたが、次回3~4月分は何とか5月中にアップできるよう頑張ります。

ちなみにブログ書くの、大変だけどやっぱり楽しいので、これを読んで自分もやってみようって思った方はぜひ書いてみてください!

 

 

*1:アメリカの有力なレーベル。ポールマッカートニー、U2エアロスミス等の大物に加えて、Pitbull、Nicki Minaj、The weekend、Ty DOLLA $IGNなども所属

*2:プデュ48見てた人はビジュアル見れば思い出せるはずですが、キリンちゃんがセンターでAKBの曲を見事にアップグレードさせたパフォーマンスでラップしてた子です。FNCも辞めてしまったらしいんですが、かなりガチなラッパーなので、そのうち別のどこかでスポットライト浴びる人だと信じてます

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*3:avex所属の日本のアイドル